入れ歯

入れ歯について

入れ歯とは

入れ歯は健康保険を利用できる治療なのでインプラントに比べて安価に治療が受けることができます。来院回数も4回程度で完成するので治療期間が短いのも患者さんにとってメリットと言えます。

入れ歯のメンテナンス

入れ歯は患者さんご自身で取り外しができるので、ご自宅でも綺麗に洗浄ができるので清潔に保つのが簡単です。定期的なメンテナンスの際に口腔内の歯石とりやクリーニングに合わせて適宜入れ歯の洗浄や調整を行います。

入れ歯の種類

総入れ歯

総入れ歯はこんな方におすすめ

上下のどちらか、または上下ともに全ての歯を失った方。歯が数本残っているけども、歯の根っこしか残っていない、もしくは残っている歯の揺れや虫歯が大きい方にオススメな入れ歯です。金属のバネなどの部品のない入れ歯で、口腔内の全ての歯を人工歯で置き換えることになります。

部分入れ歯

部分入れ歯はこんな方におすすめ

クラスプと呼ばれる、金属のバネが組み込まれている入れ歯です。抜歯に至った歯が数本で、残っている歯にバネで固定する仕組みの入れ歯なので、残っているご自身の歯がしっかりとしている場合には部分入れ歯がオススメです。

入れ歯の材質

保険診療の場合

1. レジン床 プラスチックに近い素材で、総入れ歯、部分入れ歯のどちらにも使用されるものです。強度を確保するためにある程度の厚みがあるので、装着時の異物感は強いですが、削ったり、材料を継ぎ足したりできる素材なので調整や修理が比較的簡単な素材です。お写真をご用意お願い致します。

自費診療の場合

1. 金属床 歯肉や、上顎を覆っている部分（床）が金属でできている入れ歯です。強度があるので、薄く作れるため装着時の違和感がレジン床義歯に比べて少ない特徴があります。また熱の通りが良いので、食べ物の温度をより感じれるので、楽しく食事を召し上がっていただくことができます。金属なので耐久性があり、汚れにくいですが修理が難しく、破損した場合には数日お預かりする場合もございます。また保険外の治療なので費用が高額になります。
2. マグネット 磁力を利用することで入れ歯の安定をより強固にするための追加の部品です。入れ歯の内面と、入れ歯の下に残っている歯の根っこなどに装着したマグネットがお互いに引き合うため、入れ歯が動きにくくなり、外れにくくなります。レジン床の入れ歯にも装着可能ですが、マグネットは保険診療外の素材なので別途費用がかかります。
3. ノンクラスプデンチャー 入れ歯を固定するためのバネ（クラスプ）に金属を使用していないため非常に目立ちにくく、見た目が自然なのが特徴です。金属を使用しないため金属アレルギーの心配もございません。保険外診療なのでレジン床の入れ歯と比べると費用が高くなります。

入れ歯の流れ

1. カウンセリング 現状について困っていること、不満に感じていることについてまずお話を伺います。コミュニケーションの中から治療に対する理想をお聞きし、それを共有することがとても大切です。できるだけそれに沿った治療計画を立案し、治療を進めます。
2. 型取り 現在の口腔内にぴったりと合う入れ歯を製作するために、上下の歯の精密な型取りを行います。
3. 噛み合わせの採得 完成後の入れ歯を使ってしっかりと食事ができるように、専用の材料を使用して患者さんにとって一番噛み合わせの良いところを決めてゆきます。
4. 試適 完成の前段階の状態で、適合性や噛み合わせに問題がないかをチェックし、必要があれば修正を行えるように、それを口腔内に試適して確認を行います。
5. 完成 完成した入れ歯を患者さんにお渡しします。口腔内で最終調整を行い、その日からご使用いただきます。
6. メインテナンス、調整 実際に食事を召し上がっていただくと、使い初めは歯肉が擦れて痛みが出たり、歯肉に傷がついてしまうことが予想されます。最初から快適にご使用いたただける場合もありますが、最初は上記のような理由で完成後も数回、調整を受けていただくために受診いただきます。その後、快適にご使用いただけていれば定期的なメンテナンスに移行します。